髪と頭皮の話をしよう vol.2
<睡眠と髪の切っても切れない関係>
人間にとって睡眠はとても大事。 3月9日と9月3日は「睡眠の日」で、よい眠りについて考える日だそうだ。人生の3分の1は眠っていると言われる。睡眠が足りないとさまざまな心身の不調につながる。疲れやすく自律神経がおかしくなったり、睡眠不足による血行不良やストレスは頭皮も硬くしてしまう。良質な睡眠を取ることは柔らかい頭皮を育み、健康で美しい髪につながるのだ。睡眠不足が引き起こす、頭皮と髪のトラブルについてTWIGGY.のスパリストたちにレクチャーしてもらった。 〈頭が硬い…〉 ↓ <ストレス・睡眠不足> <栄養のかたより・眼精疲労> <長時間の前傾姿勢> 日本人は世界的に見ても睡眠時間が少ないと言われる。しかし睡眠は成長ホルモンを分泌し、心身や脳の疲れを休息させて、修復、再生を促す大事な時間だ。TWIGGY.のスパリストはもちろん、ヘアドレッサーのスタッフたちも、シャンプーをした時にその人の頭皮が硬いかどうかには敏感だ。これは血行不良によるものでその原因は往々にして睡眠不足だったりするらしい。 〈睡眠不足〉 スパリスト 木村 「定期的に来てくださっているお客さまの中で、いつもとは違う頭皮の硬さがあったり、頭皮の赤みが表れていたりする方に話を伺うと、睡眠について悩みを抱えている方がいらっしゃいます。寝不足だと元気が出ず、身体がだるくなりますが、それは頭皮も同じ。睡眠不足の状態が続くと、日中に使った脳の疲労が回復されず、さらに紫外線や乾燥で受けた頭皮ダメージも修復されない状態になるため、頭皮は血行不良を引き起こすだけでなく、うるおいバランスまで崩しかねないのです」 〈頭が硬い…〉 スパリスト 渡邉 「睡眠不足が続いたり、睡眠の質が低下したりすると頭皮の血行不良が起こり、頭皮がうっすらと赤くなっていきます。しかし自分では頭皮をまじまじと見ることができないので、『頭皮のニオイが気になる』『頭が重い』という理由でスパに訪れ、私たちとスパリストと話をする中で睡眠不足が不調の原因だったと見えてくることも多いです。もし頭皮の不調に気づかず放っておいたら、数ヶ月後にパサつき・うねりなどの髪質の変化が起き、数年後には細毛・うす毛といったトラブルにもつながりかねません。 質のよい睡眠をとることで、成長ホルモンが適度に分泌されて、健やかな頭皮環境と丈夫で美しい髪が育まれていきます。また自律神経のバランスが整い、頭皮の血の巡りを促す効果も。ヘアサロンで定期的にヘッドマッサージをするのも頭皮の筋肉がほぐれ、自律神経を整えることにつながるでしょう」 <質のよい睡眠> ↓ <健やかな頭皮&美しい髪を育む> <頭皮の血行促進> 年齢を重ねても丈夫で美しい髪を育むには、まず日頃のライフスタイルを整え、頭皮の血の巡りを良くすることが大切。良質な睡眠を取ってからだを健やかに保ち、その上で頭皮と髪のケアに取り組んでみてほしい。